薪ストーブ購入決定は冬が好機
こんにちは
タイトルの薪ストーブ購入決定は冬が好機なんて見ると薪ストーブ屋さんみたいですね
私は薪ストーブ屋さんではありません。ただ、仕事の中で薪ストーブの設置のご相談を受ける事は良くあります。
私の薪ストーブ選びについて
まずはカタログで一目ぼれ。ドイツ製、四角い、大画面、犬がレリーフ。
下記しましたことを無視しての、住宅の大きさにはスパーオーバースペックの薪ストーブ。(30坪ほどの住宅で、性能は証明書発行レベルの高気密高断熱仕様)
実物を見学にクルマで45分ほどの紹介されたレストランに行くと・・・
焚いてないじゃん・・・真冬でしたが・・・
こんな事もありますね。その後に長野県の店舗に行って実際に焚いているところを何時間も見学。他の機種も一応説明を受けながら。気持ちは変わりませんでしたが・・・
下記は自分の事を差し置いて、人様に日頃お話をしている内容を書きました。
新築時に設置をする場合
新築時に導入する場合は、法律や薪ストーブの仕様、設置する薪ストーブ施工会社の基準などにより、設置する場所(壁や窓からの離隔距離、内装制限など)遮熱壁の有無などにより、薪ストーブの機種に制限が掛かるか、家自体に変更が必要な場合がありますね。後付けならなんでも良いという意味ではありませんよ・・・
こんなに場所を取るのかと思える機種や、思った間取りにならないなど、薪ストーブを導入される場合は、間取りのプランを始めるときにしっかりと計画を立てることが大事だと思います。
※薪ストーブ(鋳物)は思った以上に場所を取る
実際にあった失敗例
鋼板型薪ストーブのガラス面の2メートル程先に木製造作建具があり、シーズン直ぐにその建具が熱で曲がってしまった。
薪ストーブは土間に置く拘りと、リビングの広さも取りたいとの挟まで、その段差部分の框が曲がってしまった。
導入する薪ストーブのパワーや特性を知らないで、くつろぐ筈のソファーに熱くていられない。
この様なケースは後付けな方が多いですが、住宅設計と薪ストーブの提案や施工を分離する事により起きる事が多いと思います。
薪ストーブを知るには冬が大事
そのままですが、実際に焚いている薪ストーブを体験、体感する事が大事だと思います。その機種が導入を考えている実物だという事が最も大事です。どこかの薪ストーブ店やレストラン、ペンションなどにあると思います。そのひと手間はとても大事ですし、可能であればメジャーを持って行ってどれ位の距離まで暖かいのかの確認。熱くなってしまう確認もお忘れないように。
導入を検討している薪ストーブの実物を見ればテンションが上がるでしょうけど、良い事ばかりでは無いことが隠れていないかを確認下さい。
ここまで書いての私の失敗例
会社の薪ストーブを中型の鋼板型から少しダウンサイジングした鋳物型に入れ替えをしました。まさに見に行かずに、カタログだけで決めました。実物を設置して薪入れをすると・・・
薪の長さは注視をしていたのですが、高さが全然ありません・・・斜めに出っ張っている部分がカタログ値に反映されていなくて。
ホームセンターで販売されている太さの薪が高さで2段できつきつ。ユーザーの方ならすぐにピンと来るのですが、これは困ります。薪造りの手間もそうでうが、せっかく焚いても炎が天板に当たってしまって折れてしまいます。見た目にも良くない。
何故、この機種にしたのかと言うと、設置をした住宅性能と薪ストーブの性能を合わせたいためでした。過剰に大きい薪ストーブで暖かい家では無く、ちょうど良い大きさの薪ストーブがコンセプトでしたが・・・性能は読み通りピッタリ一致でした。
薪ストーブ選びのポイントまとめ
せっかくの冬ですから、実際に見て、大きさや質感、暖かさや熱さを体感する事。カタログの何カロリーは焚き方でどうにでもなります。(熱くする方はですが)
住宅性能が向上しているので、鋼板型の幅30センチ迄の薪が入るストーブでも暖房性能は十分だと思います。間取りや建築サイドとしても容易ですし、遮熱壁や炉台費用も抑えられますし。ただ、薪造りは大変ですよね。玉切りする回数、割る回数、運ぶ、棚に積む工数など。
薪ストーブとは長い付き合いになると思います。この薪ストーブで良かったと思える1台と出会えると良いですね。
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